子供が友達のスマホをうっかり落として壊してしまった…。
そんなとき、親としては「修理代はどうなる?」「保険で対応できるの?」と不安になりますよね。
結論から言うと、モバイル保険では他人のスマホは補償できません。
ただし、火災保険や自動車保険などに付帯する「個人賠償責任保険」で対応できる場合があります。
一方で、自分や家族のスマホを守るためにはモバイル保険が有効です。
この記事では、「友達のスマホを壊したときの正しい対応と使える保険」と「自分のスマホを守るために入っておきたい保険」の違いを整理して解説します。
何かとスマホトラブルに悩むママ・パパは多いもの。
ぜひ最後まで読んで、子供が友達のスマホを壊してしまった時の正しい対処法と、家族を守る保険の選び方をチェックしてください!
モバイル保険 は、スマホをはじめとするモバイル端末の修理費用を補償してくれる保険サービス。
いま大人気のNintendo Switch(スイッチ)もモバイル保険の補償対象となります。
子供が安心してモバイル機器を使うために、モバイル保険は入っておいて損はないかも…。
子供が友達のスマホを壊したらどうする?

子供が友達のスマホを壊してしまった場合、どうするのが良いのでしょうか。
ここでは、どう対処すべきかのポイントをご紹介します。
まずは状況を確認して誠意を示す
子供が友達のスマホを壊してしまったら、最初に大事なのは誠意ある対応です。
- どういう状況で壊れてしまったのかを確認する
- 子供と一緒に相手の親へ正直に伝える
- 子供本人からも謝罪の言葉を伝える
このように事実を丁寧に説明し、謝罪の気持ちをすぐに示すことで、信頼関係を保つことができます。
修理代や弁償について話し合う
次に必要なのは、修理や弁償の話し合いです。
- 修理に出すのか、新しい端末に買い替えるのか
- 費用はどのくらいかかるのか
こうした点は親同士で冷静に相談するのが一般的です。
いきなり「全部払います!」と即答するのではなく、見積もりや実際の修理方法を確認してから判断すると安心です。
保険が使えるか確認する
もし弁償が必要な場合は、加入している保険で対応できるかを確認しましょう。
代表的なのが 個人賠償責任保険(日常生活賠償責任保険) です。
- 火災保険や自動車保険に特約として付いていることが多い
- 学童保険やPTAの団体保険に含まれている場合もある
- 故意に壊したケースは対象外
補償を受けるには、修理見積もりや申請書類が必要になる場合があります。
契約内容や適用条件は必ず「保険証券」や「マイページ」で確認し、必要なら保険会社や代理店に問い合わせましょう。
他人のスマホは「個人賠償責任保険」で対応

個人賠償責任保険とは?
個人賠償責任保険(または日常生活賠償責任保険)は、日常生活で他人にケガをさせたり、物を壊してしまったときに補償してくれる保険です。
例えば「自転車で歩行者にぶつかってしまった」「子供が友達の眼鏡を壊してしまった」といったケースが代表例。
その延長で、友達のスマホを壊した場合にも対象になることがあります。
スマホ破損が対象になる場合・ならない場合
ただし、スマホ破損ならなんでもOKというわけではありません。
- 誤って落として壊してしまった
- 遊んでいるときにぶつかって壊してしまった
- 子供がわざと壊した
- 保護者自身が不注意で壊した(契約条件による)
- 業務用や会社支給のスマホ
このように「偶然の事故」であることが前提です。
加入状況を確認する方法
個人賠償責任保険は、単独で契約していることは少なく、他の保険に付帯しているケースが多いです。
- 火災保険や自動車保険の特約
- 傷害保険や学童保険に付帯
- PTAや学校の団体保険
- クレジットカードに付帯
契約内容は、
- 保険証券(契約書類)
- 各社のマイページ・アプリ
- 代理店やコールセンターへの問い合わせ
で確認できます。
保険を使うときの流れ
- 相手に誠意をもって謝罪・弁償の意思を伝える
- 修理の見積もりや証拠を揃える
- 加入中の保険会社へ連絡し、対象になるか確認する
- 必要な書類を提出して手続きを進める
スムーズに進めるためにも、「まずは保険証券を確認 → 保険会社に相談」という流れを意識しましょう。
自分や家族のスマホを守りたいなら?

モバイル保険の役割
友達のスマホは個人賠償責任保険で対応するケースですが、自分や家族のスマホが壊れたときにはモバイル保険が役立ちます。
落下・水没・故障などのトラブルに備えて、1契約で最大3台まで補償できるのが大きな特徴です。
スマホだけでなく、タブレットやゲーム機(Switchなど)にも適用できるので、子供がいる家庭に向いています。
キャリア保証との違い
ドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアも端末保証サービスを提供しています。
しかしモバイル保険には次のようなメリットがあります。
- キャリア変更や格安SIM利用でも使える
- 中古端末やSIMフリー端末も対象にできる
- 複数端末をまとめて補償できる
キャリア保証は「買った端末のみ・契約キャリア縛り」が多いため、柔軟さではモバイル保険に軍配が上がります。
子供のスマホにも安心
小学生や中高生のスマホトラブルは「落とした」「水に濡れた」「画面が割れた」が圧倒的に多いです。
修理代は数万円〜10万円を超えることもあり、家庭にとっては大きな負担になります。
モバイル保険に入っておけば、毎月数百円〜で修理費用をカバーできるため、子供に安心してスマホを持たせられます。
「友達のスマホは対象外だけど、自分や家族のスマホは守れる」――この違いを知っておくだけでも、トラブル時の安心感は大きく変わります。
モバイル保険については『モバイル保険とは?子どものスマホ・Switchも安心のモバイル端末保険』に詳しくまとめています。
トラブルを防ぐためにできること

子供に持たせるときのルールづくり
保険に頼るだけでなく、そもそもトラブルを減らす工夫も大切です。
- 「友達とスマホを貸し借りしない」
- 「ゲーム中は机の上に置く」
- 「外では首からストラップで下げる」
といったルールをあらかじめ子供と共有しておくと安心です。
落下防止グッズやケースを活用する
スマホを壊す原因の多くは「落下」。
- ストラップ付きケース
- 頑丈な耐衝撃ケース
- ガラスフィルム
こうしたグッズを使うだけでも、画面割れや水没リスクを大幅に減らせます。
『子供のスマホを壊さない!落下防止&画面保護におすすめグッズ5選と選び方』についても詳しくまとめています。
保険と合わせて安心できる環境を整える
どんなに気をつけていても、スマホトラブルはゼロにはできません。
- 他人のスマホを壊す → 個人賠償責任保険
- 自分や家族のスマホを壊す → モバイル保険
この2つを理解したうえで、ルール・グッズ・保険を組み合わせれば、親も子も安心してスマホを使えます。
まとめ|他人のスマホは×、自分のスマホは〇
子供が友達のスマホを壊した場合、モバイル保険では補償できません。
このようなケースでは 個人賠償責任保険(日常生活賠償責任保険) を使えるかどうかを確認するのが第一歩です。
一方で、自分や家族のスマホを守りたいときにはモバイル保険が有効。
修理代が高額になりがちな画面割れや水没といったトラブルに備えておけば、子供にスマホを持たせるときの安心感もぐっと高まります。
- 他人のスマホを壊した → 個人賠償責任保険を確認
- 自分や家族のスマホが壊れた → モバイル保険で備える
このように切り分けて考えると、いざというときに迷わず対応できます。
保険とあわせてルールづくりやグッズの活用も取り入れて、家族みんなが安心してスマホを使える環境を整えていきましょう。