
子供がスマホをなくした!
盗まれてしまったかも…
そんなとき、親としてはどうしていいか分からずパニックになりますよね。
スマホは連絡手段だけでなく、LINEや学習アプリ、写真データなど子供にとって大切な情報が詰まったもの。
なくしてしまった場合は “すぐに探す方法” と “保険でカバーできるか” を知っておくことが安心につながります。
この記事では、
- スマホをなくした直後にやるべきこと(電話・GPS・落とし物確認)
- iPhone/Androidで使える「探す機能」
- 警察やキャリアへの連絡手順
- 保険や保証で補償されるケース
を分かりやすく解説します。
「もしも」のトラブルに備えたいママ・パパは、ぜひ最後までチェックしてください。
モバイル保険 は、スマホをはじめとするモバイル端末の修理費用を補償してくれる保険サービス。
いま大人気のNintendo Switch(スイッチ)もモバイル保険の補償対象となります。
子供が安心してモバイル機器を使うために、モバイル保険は入っておいて損はないかも…。
子供がスマホをなくしたときにまずやること

「スマホがない!」と子供に言われると親も焦ってしまいますが、慌てずに落ち着いて確認することが大切です。
ここでは、なくした直後にできるチェックポイントをご紹介します。
- 最後に使った場所を思い出す(学校・友達の家・塾など)
- スマホに電話をかける(近くに置き忘れていないか確認)
- 探す機能を使う(iPhoneを探す/Google デバイスを探す)
子供に最後に使った場所を思い出させる
「どこで最後に使った?」「誰と一緒だった?」など、できるだけ詳しく聞き出しましょう。
経路を一緒にたどって探すことで、落とし物が見つかるケースも多いです。
スマホに電話をかける
家の中や車の中、学校の机の引き出しなど、意外と身近な場所に置き忘れていることが多いです。
まずはスマホに電話をかけてみて、着信音やバイブで場所を特定できないか試してみましょう。
GPS機能で位置を確認する
- iPhone:「iPhoneを探す」アプリ
- Android:「Google デバイスを探す」
これらを使えば、最後にオンラインになった場所を地図上で確認できます。
位置情報がオフの場合は限界がありますが、手がかりとして有効です。
スマホを探す方法(機能を活用するには?)
見つからないときは、スマホに備わっている「探す機能」を使って位置を確認してみましょう。
iPhoneの場合:「iPhoneを探す」

iCloudにログインすれば、「iPhoneを探す」機能で最後に通信した場所が地図に表示されます。
- 着信音を鳴らして近くにあるか確認
- 遠隔でスマホをロック
- 個人情報が心配な場合は遠隔でデータを消去
事前に「探す」機能をオンにしていないと使えないので、子供のスマホは設定を確認しておくと安心です。
Androidの場合:「Google デバイスを探す」
Googleアカウントにログインしていれば、パソコンや別のスマホから「Google デバイスを探す」で位置を検索できます。
- スマホの現在地を地図上で確認
- 音を鳴らす
- 遠隔でロックやデータ消去
こちらも事前に位置情報や「デバイスを探す」をオンにしておく必要があります。
位置情報がオフの場合
GPSや位置情報がオフになっているとリアルタイムで場所を特定するのは難しくなります。
ただし、最後に通信した場所やWi-Fiに接続した地点までは分かることが多いので、そこを手がかりに探してみましょう。
見つからなければ警察へ届け出
自力で探しても見つからない場合は、早めに警察へ届け出ましょう。
日本では落とし物の返還率が高く、警察に届くケースも少なくありません。
遺失物届を出す
「落とした可能性が高い」と思うときは、交番や警察署で 遺失物届 を提出します。
- なくした場所や時間をできるだけ詳しく伝える
- スマホの特徴(機種名・色・ケースの有無など)を説明
- 届け出番号を控えておくと、後日の確認がスムーズ
盗難の疑いがある場合は盗難届
「誰かに持ち去られた可能性が高い」と思われる場合は 盗難届 を出します。
- 盗難届は保険請求やキャリアの補償申請で必要になることがあります
- 紛失か盗難か判断がつかないときは、まず遺失物届から始めるのが一般的
見つかったときの受け取り方法
警察に届けられていた場合、本人確認のうえで返却されます。
- 身分証明書(保険証や運転免許証など)が必要
- SIMカードが抜き取られているケースもあるため、返却後は必ず動作確認を行いましょう
保険や保証で補償できる?
スマホをなくした・盗まれた場合、すべてが自己負担になるわけではありません。
加入しているサービスによっては補償を受けられる可能性があります。
キャリア保証(ドコモ・au・ソフトバンクなど)
大手キャリアの「端末補償サービス」では、紛失・盗難も補償対象 となるケースがあります。
- 月額500〜1,000円前後
- 紛失や盗難時には、新品またはリフレッシュ品と交換可能
- 交換代金として数千円〜1万円程度の負担が必要
ただし、契約しているキャリアで購入した端末のみ対象。中古やSIMフリー機種は補償されません。
モバイル保険
モバイル保険は「修理費用の補償」が中心ですが、盗難は対象になるが紛失は対象外 です。
- 月額700円で3台まで補償
- 年間最大10万円まで修理代をカバー
- 盗難は補償対象だが、「置き忘れによる紛失」は対象外
紛失には対応していない点に注意が必要です。
モバイル保険についての詳細はこちらの記事をお読みください。
クレジットカードの携行品損害補償
一部のクレジットカードには「携行品損害補償」が付帯しており、スマホの盗難が対象になる場合もあります。
例えば…
- 三井住友カード「スマホ安心プラン」:画面割れや水濡れに加え、盗難補償もあり(免責あり)
- JCBスマートフォン保険:通信料をカード払いしていれば盗難補償が対象になる場合あり
- アメックスのスマートフォン・プロテクション:購入後36か月以内かつカードで通信料支払いが条件
ただし「紛失(置き忘れ)」は対象外のことが多く、必ず規約を確認する必要があります。
学校や団体保険の特約
PTAや学童で加入している団体保険に、個人賠償責任保険や携行品補償 がセットになっているケースもあります。
思わぬところで対象になる場合があるので、加入中の保険を一度確認してみましょう。
盗難・紛失時の注意点
スマホをなくした・盗まれたときは、保険や保証があるからと安心しきってはいけません。
適用条件や対象外になるケースも多いため、注意点を理解しておきましょう。
故意や過失がある場合は対象外
- わざと壊したり捨てたりした場合はもちろん補償対象外です。
- 「置き忘れ」などの紛失は対象外になることもあります(モバイル保険やクレカ補償では特に多い)。
未成年の利用と補償制限
子供が利用者であっても、契約者は親であるケースが多いです。
- 保険会社によっては「親が契約者であること」が必須条件になっていることも。
- 保証対象端末として登録されていなければ補償が受けられません。
不正利用や個人情報流出のリスク
スマホをなくすと、端末代や修理代以上に怖いのが 情報の流出。
- クレジットカードやキャッシュレス決済の不正利用
- SNSやLINEの乗っ取り
- 写真・動画などプライベート情報の流出
見つからないと判断したら、すぐにキャリアで回線を停止し、遠隔ロックや初期化を実行することが大切です。
補償請求には証明が必要なことも
盗難届や遺失物届の提出が、保険請求の条件になっていることがあります。
- 警察での届出番号
- 修理店やキャリアからの見積書・修理報告書
これらを揃えて初めて申請できるケースがあるので、慌てず証拠を残しておきましょう。
まとめ|なくす前に備えることが大切
子供がスマホをなくしたり盗まれたりすると、親としては大きな不安と出費につながります。
- 修理や買い替えだけでなく、LINEやアプリのデータ移行ができないといったトラブルも発生しやすい
- 盗難時には不正利用や個人情報流出のリスクもある
だからこそ大切なのは、なくす前に備えておくことです。
- 「iPhoneを探す」「Google デバイスを探す」などの探す機能を必ず設定しておく
- 紛失や盗難に対応できるかどうか、契約中の保険や保証を確認しておく
- モバイル保険・キャリア保証・クレジットカード補償など、自分の家庭に合う備えを選ぶ
日頃から準備しておけば、万が一スマホをなくしても慌てず対応できます。
お子さんが安心してスマホを使えるように、ぜひ今のうちにチェックしてみてください。
子供のスマホトラブルは「なくす」だけではありません。
子供がスマホを壊したときの修理費と保険の話 もあわせて読んで、万全に備えておきましょう。